怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
学校を離れた俺たちは、静かな街を歩いた
「なんか……変な感じだな」
「あぁ、俺も慣れない」
すでに警戒しているのか、藤丸も妖怪の姿に変わり、俺だけが制服だった
「……なぁ、悪魔がいきなり襲ってくるってどんな感じ?」
「………いいものじゃない
常に仲間が減ってく
その恐怖と、自分もそうなるかもしれない恐怖
戦ってる間は気が狂いそうになる」
普段強いイメージしかない藤丸のその言葉は意外でもあり、同時に悪魔との戦いが恐ろしいことがわかった
「安心しろ。
俺も、お前も死なない
必ず全員生きて帰ろう。」
藤丸……