怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


口数少ないまま俺は玲哉を迎えにいった



玲哉の家では陰陽師の人間があわただしく動いていて、やっと俺たち以外の人の気配を感じることができた



「藤丸殿」


藤丸をひき止めた玲哉のじいちゃんは何かを耳打ちしていた



「……そんなっ」

「お願いします。
自分の意志で言ったんです」



2人は何を話してるんだろう


藤丸は険しい顔をしながら渋々頷いていた



「なぁ、玲哉
藤丸たち何話してんの?」

「………」



玲哉?

いつものやりとりとは違った


玲哉はわざと俺を無視してるんじゃない
何かを思い詰めているような……




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