怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


「と、その前に。」


「あ?」



厳しかった藤丸の表情が渋くなる

そしてモノクロの満月を指差してため息をついた



「ふーーーじーーーまーーーるーーーっっ!!」

『この声っ!!』

「……あぁ。」



嬉しそうなイルとは対照的な藤丸の顔


そしてその声の主は満月から沸いてくるように俺達の前に降り立った



「ったく、バリスの人使いの荒さは何とかしてもらわねーとな。」


そういって俺の目の前に立った大柄の男


バリスの能力者か……?



「おっ、お前がバリスに協力してるって言う坊主かっ!!
藤丸の部下ってのが気の毒だなー。」

「平太、悪いが今の状況を考えてもらいたいものだな。」









平太って確か……藤丸に開眼を習得させた人だ……

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