怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$



「お疲れ。」


「はいよ、ちゃんと絵は盗んできたぜ。」




そこは廃ビルの屋上だった。

周りは家も少なく、こんなところを見られたら、それこそ事情聴取されそう





「あ。そういえばイルは?」


『大丈夫、ちゃんとついてきてるよ』




いつの間にか元の姿に戻っていたイルは、俺の足元にいた








「今回は初めてだから、俺が対処する。
お前は少し隅のほうにいろ。」


「わかった」




藤丸の言うとおりに、俺は屋上の隅でその様子を見守ることになった






「イルは翔についていてくれ。
恐らく絵から追い出されたパムは新しい器を求めて、一番力が弱い翔を狙う。」



『わかった、藤丸はちゃんと自分の力を考えてね。

これ以上力を使ったら「安心しろ、心配はかけない」






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