怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
悪魔王の頭上についた俺とイル
『玲哉今だ!!』
「陰陽師、坂上玲哉の名のもとに、燃える火の如く炎を起こす朱雀!!
冷水の如く濁流を起こす青龍!!稲妻の如く雷鳴を起こす白虎!!
岩石の如く悪を砕く玄武!!
四方を司る四神よ、我に力を与えよ!!」
頼む……っ!!少しでも長い間時間を稼ぐことができれば……
「何……四神だと?」
ピクリと眉を潜めた悪魔王の周りには四神が囲んだ
「行けっ!!」
「あ゛あぁっっ!!」
よし、効いてるっ。今のうちに……
「式神、根獄!!」
俺は式神を投げつけた
意志を持ったように悪魔王の腕に貼り付いた式神は、そこから木の根を生やし、悪魔王の動きを封じる
「くそ……っ!!
人間ごときが生意気な!!」