怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「殴る……」
「そ。俺が死んでお前ずーっと自分責めてんだもん
これじゃあこっちが成仏出来ないっつーの」
やれやれ、とでも言うように腰に手を当ててため息をつく空
唖然とする俺に空はニヤッと笑った
「ってのは理由の1つ
ま、ホントは生き返って俺は無敵だってお前に言いたかったからなんだけどね
後を追う。ってお前に言っちまったんだもん」
少しだけ空の表情が悲しそうに見えた
「俺お前のこと大好きだもん……大事な弟守れて悔いはねーけどさ……やっぱ一緒に悪さとかしてえじゃん
まだ全然思い出残せてねえじゃん」
ツー、と俺の頬を涙が流れた
それがうつったかのように空の頬にも涙が流れた