怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
気づくと朝日が昇っていた
「うわ……すっげーキレイじゃん」
「今まで時間が止まっていたからな。悪魔王を倒したことによって元に戻ったんだ」
ここ何日も太陽を見ていなかったように感じる
なぁ、空。お前も見てるか?
それに反応するように、柔らかい風が頬をくすぐった
「さ、俺たちは引き上げるかっ。藤丸とイルはどうする?」
平太は伸びをしながら藤丸に声をかける
「イルと先に行っていてくれ
俺は寄るところがあるから後から追いかける
」
「藤丸戻るのか?」
「あぁ。かなりでかい山だからしばらくは向こうへ戻る
いつまたこっちにこれるかわからないが……」
そっか……考えてみりゃ、藤丸たちはこっちに派遣できてるようなもんだったもんな