怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


気づくと朝日が昇っていた


「うわ……すっげーキレイじゃん」

「今まで時間が止まっていたからな。悪魔王を倒したことによって元に戻ったんだ」



ここ何日も太陽を見ていなかったように感じる






なぁ、空。お前も見てるか?


それに反応するように、柔らかい風が頬をくすぐった



「さ、俺たちは引き上げるかっ。藤丸とイルはどうする?」

平太は伸びをしながら藤丸に声をかける



「イルと先に行っていてくれ
俺は寄るところがあるから後から追いかける


「藤丸戻るのか?」

「あぁ。かなりでかい山だからしばらくは向こうへ戻る
いつまたこっちにこれるかわからないが……」


そっか……考えてみりゃ、藤丸たちはこっちに派遣できてるようなもんだったもんな


< 446 / 467 >

この作品をシェア

pagetop