怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「パムである間は、取り付いた器から抜け出すことをしない。
パムがレクシアに成長すれば器を必要としなくなるから、今のように倒すことができる
ただ、パムである間は浄化をしないと器も壊さなくてはいけなくなる。
今回のように物に取り付くならまだいいけど、新しい器を求めて生き物に取り付いたら……。」
「………まさか…」
『さすがに翔もわかったでしょ?
器を壊すということは、生きている人間も他の動物でも関係なく殺してしまうことになる』
イルが真剣な声で俺の頭に伝える
「俺も2年前まではできた。
だから、特別な力を持っている翔にこの仕事をやってもらいたいんだ。
お前には浄化する力があるから」
藤丸の服の下から、体中を包帯でぐるぐる巻きにしてあるのが目に入った
もしかして藤丸、本当は体に大怪我負っているんじゃ……
「さ、そろそろここから離れよう。
いくら人目につかないからといって、長く居ることも危険だ。」