怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
南次郎は玲哉から目を離すことなく黙ったまま見つめていた
「俺には翔が餌に釣られたようにしか見えない」
「玲哉、それは違う」
玲哉の言葉に俺は即答した
「確かに空を生き返らせたかった……
でも、人間界がダクターに狙われてるって肌で感じてほっとけなかった
俺はちゃんと自分の意思でキルアになってた」
玲哉はそれきり口を開くことはなかった
「南次郎さん。俺はキルアになった自分を誇りに思う
それとこうやって自分を心配してくれる仲間がいることも……
だから――――――」