怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「何だ、あいつ
いい関係ではないみたいだけど」
破られた結界の呪符を握った玲哉は藤丸をみた
「悪い……今はまだ敵としかいえない
ただ、あいつは今まで戦ってきた敵とは格が違う
それだけは覚えておけ
先に帰る。」
そう言うと藤丸は俺たちから離れていった
「イル……お前なんか知ってるか?」
俺はイルの目線に合わせた
『2年前に藤丸はあいつと戦ったことがあるんだ
その時に呪いをかけられて……』
そこで口ごもるイル
もしかして……
「それって藤丸の力と関係してるんじゃない?」
前々からイルは藤丸の体を心配してたから……
『うん……
でもいつか藤丸はみんなに話してくれるよ
多分混乱してるだけだから、あいつから話すのを待ってあげて』
イルは体を大きくさせて優しく微笑んだ
『さ、帰ろ』