危険な!?高校生活
「ど、どうしよう…お母さんに何て言えば…」
うちは母子家庭で、ほんとは私立を受けるのも難しかったのに、
お母さんは「あんたには絶対高校に行ってほしい」って受けさせてくれた。
なのに…なのに…
「もっと勉強するんだった…」
お母さん、ごめんなさい。春はとってもバカでした。
中三の始めに戻りたい……。
「ねえ、貴女」
「っひゃあ!?」
突然肩を叩かれ、びっくりして振り返る―と、
「ねぇ貴女。ここ、落ちたのかしら」
スタイルの良い美人さんが私にきらきらした笑顔を向けて言った。
「え…だ、だったらなんですか」
知らない人に、わざわざ言う筋合いはないはず。
「んー、貴女、うちの学校に来ない?」
「……、え?」
“うちの学校”、?