:オープンキャンパスからの恋
それから、気になっていたこと、知りたかったこと、色んなことを聞いた。
美奈子先輩は係だったらしく、途中から東山先輩と二人で話した。
東山先輩は、本当に先生を目指していて、自分の想いを熱く話してくれて、私の話しも熱く受け止めてくれた。
「ぜひ、きてほしい。そんな熱い想いを持ってる人にこそ、来てほしい!待ってるからね!」
そう、キラキラした目で力強く語ってくれた。
「はい!!絶対、来年ここに私います!!」
あんなに、おどおどしてたのに、東山先輩と話しをして色んな迷いは消え、一直線に進もうと決心した。
地元に帰り、家族に東山先輩との話しをすると、
「そう。良かった。そんな先輩がいる大学なら任せられるよ。良かった。良かった。」
と、お母さんも安心した顔を見せた。