:オープンキャンパスからの恋
それからは、毎日、推薦の準備と推薦に落ちた時のための準備が始まった。
一番 苦戦したのは志望理由書。
自分の気持ちを文字にすることが難しく、書けない時が続いたが、そんな時は東山先輩との会話を思い出した。
自分の進路のことだから、妥協だけは絶対にしたくなく、夜遅くまで何度も書き直した。
妥協だけはしなかったため、一次試験は見事合格。
残すのは二次試験だけになった。
着々と近づく、進路実現に向けて、寝る間も惜しんで面接練習や、自己アピールの練習をした。
どれもこれも、東山先輩との会話がなければ、頑張りきれなかったと思う。それくらい、私の支えになっていた。
試験 前日。
あれだけやったんだからと、どこか自信があった。
これで、落ちても後悔はない。と思った。
試験中は緊張のし過ぎで、何を話したか覚えてないが、笑顔と大きな声で話せたとは思う。