最悪王子と2人きり


エレベーターを降りると
きれいな女の人が立っていた。


「こんにちわまりあちゃん」


「こんにちわ四季乃まりあです。よろしくお願いします。」


「よろしくね」


自己紹介を軽くした後、
部屋に案内された。


705号室 春宮


春宮だったんだ。
名前を知らなかった私は
そのとき、初めて知った。


「どうぞ」


「おじゃまします」
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