女の子はみーんなお姫様*
お母さんに絡まれた所為でかなりのタイムロスしたな、と腕時計を見ながら思いながら、もぐもぐ。
この組み合わせ意外にイケるな、とも思いながら、もぐもぐ。
すれ違う人たちがパンを加えながら走る私を二度見するなぁ、とも思いながら、もぐもぐ。
学校近くの曲がり角が見えてきた。
あと少しで学校だー。燃え尽きるぞー。
と、ふざけ半分で走ってたら
ド――ン
見事に誰かにぶつかってしまった。
あぁ、真っ白な灰になりきれなかったな。