太陽のヒカリ
顔を上げるとそこには満面の笑みの彼が居た。
「そうだよ!!あの頃…俺、ヒカリちゃんと結婚するっていったよな。」
あの頃とは、幼稚園の頃だった。
―。
『ひーちゃん、ひーちゃん!!』
目を輝かせて私の所へ駆け寄ってくる男の子。
少しクルクルした天然パーマで
今と変わらないクリッとした目をしている
『どぉしたの?たっちゃん。』
『僕ね、ひーちゃんとケッコンするんだ!!
ゼッタイ僕がひーちゃんを幸せにする。』
たっちゃんは仁王立ちで腰に手をあて、満足そうに言った。