太陽のヒカリ
私は門をくぐると、1年4組の教室へと急いだ。
「はぁぁ着いた!!」
「相変わらずだねぇヒカリは」
親友である月島雪乃が笑いながら駆け寄ってくる。
「うん、セーフ…痛っ!!」
セーフと言った直後に
担任である長島先生が後ろから辞書の固ーい部分でコツンと私の頭を叩いた。
「速く座れ…花園。遅刻にされたいのか?」
「そんなぁ…速く座ります…」
長島先生は今年から教師になった人だ。
かなり歳も近い。
しかも校内一のイケメンの先生だ。
私はため息をついて、自分の席へと座った