それでも世界はまわる
顔を洗い、体操服に着替える。朝食をとっている時間はない。
この姿になっているので髪はなんとかセットしなくてもいけるだろう。
歯を磨いて、玄関から勢いよく飛び出した。

学校に着くと恵がまだ来ていなかった。美佳は安心して鞄から筆箱を出した。

その日も込み合った時間割りだった。社会、数学と音楽の時間は文化祭のために使わせてもらった。

一日は本当にあっという間に終わり、思い返してみてもほとんど何も覚えていない。
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