それでも世界はまわる
今日は各自弁当の用意が必要だった。給食ではないので自由な場所で休憩できる。
美佳と拓也は、ひっそりと旧校舎で食べることにした。美佳が自分を出しても誰にも見つからない場所。
今にも抜け落ちそうな古い床に座って、お弁当の包みを広げる。
二人の会話は弾んでゆき、いつしか時間も経っていた。
そういえばと拓也が合唱コンクールの時のことを突っ込んでくる。
いろいろという便利な言葉を使いごまかして、ツナサンドを口に、ご飯をほおばる拓也を見た。
「ねぇ、拓也君は好きな人おらんの?」
美佳と拓也は、ひっそりと旧校舎で食べることにした。美佳が自分を出しても誰にも見つからない場所。
今にも抜け落ちそうな古い床に座って、お弁当の包みを広げる。
二人の会話は弾んでゆき、いつしか時間も経っていた。
そういえばと拓也が合唱コンクールの時のことを突っ込んでくる。
いろいろという便利な言葉を使いごまかして、ツナサンドを口に、ご飯をほおばる拓也を見た。
「ねぇ、拓也君は好きな人おらんの?」