それでも世界はまわる
美佳は歩みを止め、りおんを軽く睨んだ。

「トモは・・・」

「トモ君は・・・」

「ト、トモが好きなのはー・・・」

「トモ君が好きなのはー」

「・・・繰り返さんでや」

りおんが美佳を見てため息をつく。

「トモ君が好きなのはー?」

「・・・慎吾」

「はぁ?」

慎吾は首をかしげた。

< 196 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop