それでも世界はまわる
美佳は歩みを止め、りおんを軽く睨んだ。
「トモは・・・」
「トモ君は・・・」
「ト、トモが好きなのはー・・・」
「トモ君が好きなのはー」
「・・・繰り返さんでや」
りおんが美佳を見てため息をつく。
「トモ君が好きなのはー?」
「・・・慎吾」
「はぁ?」
慎吾は首をかしげた。
「トモは・・・」
「トモ君は・・・」
「ト、トモが好きなのはー・・・」
「トモ君が好きなのはー」
「・・・繰り返さんでや」
りおんが美佳を見てため息をつく。
「トモ君が好きなのはー?」
「・・・慎吾」
「はぁ?」
慎吾は首をかしげた。