それでも世界はまわる
もし戻らなかったら。
それは一番不安に思っていることじゃないか。
(みんな何言っとるん?
あたし、もう元に戻れんの?
あたし・・・りおん君が好きなのに、女の人と結婚せんといけんの?)
美佳は自然とうつむいていた。
しかしそんな彼女に気付くことなく、会話は発展していく。
「でもさー、姿は村上家の長男なんだよー。村上家継がんといけんのじゃないん?」
(やめてよ・・・)
「それも、そうじゃねえ」
(嫌だ・・・)
「どっちを優先するべきなんじゃろー?」
(やめてよ・・・!)
それは一番不安に思っていることじゃないか。
(みんな何言っとるん?
あたし、もう元に戻れんの?
あたし・・・りおん君が好きなのに、女の人と結婚せんといけんの?)
美佳は自然とうつむいていた。
しかしそんな彼女に気付くことなく、会話は発展していく。
「でもさー、姿は村上家の長男なんだよー。村上家継がんといけんのじゃないん?」
(やめてよ・・・)
「それも、そうじゃねえ」
(嫌だ・・・)
「どっちを優先するべきなんじゃろー?」
(やめてよ・・・!)