それでも世界はまわる
エピローグ
美佳はその場で一周まわって、慎吾と手をとり合った。
向かい側の人を通り越したずっと先。遠くに保護者が見える。
真正面で、いつも仲良しと評判の潤の両親が踊っていた。
生徒側の輪には特に珍しいペアはいなかったが、いよいよ次は慎吾という理沙の姿が近くにあった。
「カットだっ」
ステージ上で監督が叫ぶ。
優雅に踊っていた全校生徒も先生も保護者も、どこが違うのかと非難の目を向ける。
「いや、お前らは悪くない。すまんな。・・・お前も謝れよ」
「ごめんなさい・・・」
と、名乗りをあげたのは、作者である私ではないか!
美佳はその場で一周まわって、慎吾と手をとり合った。
向かい側の人を通り越したずっと先。遠くに保護者が見える。
真正面で、いつも仲良しと評判の潤の両親が踊っていた。
生徒側の輪には特に珍しいペアはいなかったが、いよいよ次は慎吾という理沙の姿が近くにあった。
「カットだっ」
ステージ上で監督が叫ぶ。
優雅に踊っていた全校生徒も先生も保護者も、どこが違うのかと非難の目を向ける。
「いや、お前らは悪くない。すまんな。・・・お前も謝れよ」
「ごめんなさい・・・」
と、名乗りをあげたのは、作者である私ではないか!