それでも世界はまわる
それからしばらく説得したが、慎吾はなかなか首を縦に振ってくれなかった。ただでさえ恥ずかしがり屋の慎吾だ。当然と言えば当然とも言える。
しかし、結局こんなやりとりで許しを出すのだった。
「なんでこんなに頑固なんよ。
とに、鼻の傷できた時に脳みそ吹っ飛んだかと思ったのに・・・」
慎吾の鼻には斜めに傷跡がある。
「もお! みんな聞いてや、この傷さあ、慎吾くんが昔・・・」
「わあああああっ!
ちょっと、美佳さんなんで傷できた理由知ってんの!」
「わっくんが教えてくれたに決まってんじゃん」
「渉・・・」
四歳年下の慎吾の弟、渉とは小学校の頃から仲良しだ。
しかし、結局こんなやりとりで許しを出すのだった。
「なんでこんなに頑固なんよ。
とに、鼻の傷できた時に脳みそ吹っ飛んだかと思ったのに・・・」
慎吾の鼻には斜めに傷跡がある。
「もお! みんな聞いてや、この傷さあ、慎吾くんが昔・・・」
「わあああああっ!
ちょっと、美佳さんなんで傷できた理由知ってんの!」
「わっくんが教えてくれたに決まってんじゃん」
「渉・・・」
四歳年下の慎吾の弟、渉とは小学校の頃から仲良しだ。