それでも世界はまわる
「はっはーん。さては慎吾くん、理由ばらされたくないんだぁ。まぁ恥ずかしいよねー?
 じゃあ交代するので手を打ってあげてもいいよ」

「美佳さん、それって脅迫の・・・」

「あんね、慎吾くんがちっちゃい時ね」

「だあーっ!
 もう分かったよ、やるよっ!」

慎吾が両手を大きく振って阻止する。

「ありがと、慎吾くん」

こんな感じで、にっこり強引に了解を得たのだ。

美佳と智之が生徒会室に戻ると、美緒奈と恵と英二は何かを期待している眼差しだ。
< 46 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop