ダイヤモンドダスト
「うわ~!可愛い!!」
「でしょ?」
「うん!ありがとう!」
ハナは窓際にある花瓶を取ると
部屋の手洗い場から水を入れた
「お兄ちゃん見て!可愛いでしょ?」
差し出された花は、
やっぱりさっきと同じ花で…
可愛い…のかな?
「お兄ちゃんは、可愛いって認めてくれないの」
後ろからハナが言うと、妹は驚いた顔をした
「え?!なんで?こんなに可愛いのに…」
「ねー!何でわかんないのかな?」
嫌みっぽく言うハナの言葉が少し気持ちを焦らせた