ダイヤモンドダスト
第6章 幸福の木曜
「彼女ができました!」
金曜日…
学校に着くなり
先に来ていた三船が俺の前に携帯を向けた
待ち受けには
女の子と楽しそうに笑う三船…
「か、彼女?」
「うん!告白されちゃって…
野球部のマネージャーだった子」
「へぇ~」
あまりにも唐突で…
素直に喜んであげれない
「なんだよ…ひがむなよ!」
ポン!と叩かれた肩
「ひがんでるワケじゃないけど…」
「けど?」