ダイヤモンドダスト


「でもそんな風に思ったこともなかったから…嬉しかった」



「ハハ!何だそれ…」



優しい笑顔に満ちて関口はノートに文字を書き込んだ




【高橋】



「…俺?」


「うん…このクラスで高橋が最後だ」


「俺が…」


「まだ卒業までに時間はある!
きっとくるよ高橋にも幸福の木曜が」




幸福の木曜…



その言葉を聞いた瞬間に

何故かハナの笑顔を思い出した


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