ダイヤモンドダスト



扉の横に山元さんが立っている


「ただいま…どうしたの?」



「電話…何度もかけたんですよ?」


「ごめん…マナモにしてたんだ」


「そうですか…」


「うん…」



次の瞬間山元さんの言葉を
耳は受け入れたくないと言ってるかのように


キーンと耳鳴りがし始めた






「メイちゃんが…亡くなられました」





< 132 / 204 >

この作品をシェア

pagetop