ダイヤモンドダスト


「ダイヤモンド…ダスト?」


初めて聞いた言葉だ



「うん!その顔じゃ知らないんだね」


「うん…聞いたことないな」


ハナは得意げそうにダイヤモンドダストについて語り始めた



「ダイヤモンドダストって言うのは、
氷点下10度以下のよく晴れた日で
風もほとんどないような
とても寒い冬の日に、氷の結晶がキラキラ浮かんで見えるの!」


「へぇ~」


「氷の結晶が太陽の光に反射して見えるらしいの!」


「それが、ダイヤモンドダスト?」


「そう!」


「ダイヤモンド富士なら聞いたことあるけどな!」


少し笑いながら言ったからハナは違う!とかって怒るのかと思った

けど…


「あれも!富士山の頂上が太陽と重なる現象の事をいうの!」


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