ダイヤモンドダスト


何も言い返して来ない…




「恋をしたんだな…
だから、成長したんだろ?」



少し空いた距離…


冷たい風が通り抜けていく




「生理くらいなるよ!
さっきも言ったけど私は今日が誕生日だよ?
確実に成長してるの…
ただスピードが人より遅いだけ…
いつか生理が来ることもわかってた」



生理っていう存在を俺はそんなに詳しくはない



だけど、生理っていう存在が
どんな役割を果たすとか



どんな状態かとか…軽くは知ってる



「私は女の子だよ?生理になったておかしくない」




自信満々にそういうハナに、これ以上何も言えなかった




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