ダイヤモンドダスト
第8章 別れ
やっと地元についたときは
もう外は真っ暗で
クリスマスのイルミネーションがいつも以上に綺麗に見えた
街に流れるクリスマスソング
赤い服を着て白いひげをつけたサンタがケーキを売っている
「あ~今日クリスマスか」
何故か忘れていた自分にようやく気がついた
横では何も喋ろうとはしないハナが歩いている
コツコツコツ
ヒールの地面につく音が変に耳に響いていた
俺はまだ少し寝ぼけているのか
しっかり前が見えていない
それに頭もボーっとする…