ダイヤモンドダスト



ハナは空を見上げ言い続けた


「恋をしちゃだめって、分ってる
だけど…」



急に止まったハナ言葉…
一体何を思ってるんだろう



「だけど?」



俺の言葉に押されるようにハナはまた言った



「だけど、その人のためなら死んでもいいって思えるくらい好きなの」



死んでもいいくらい?





俺がハナに告白したときに言われた言葉を思い出した




『自分の命を捨ててまで、
その恋にかけれるほど
私はアナタのこと好きじゃないわ』



ハナは出逢ったんだね


自分の命を捨ててまで、その恋にかけれるほど好きな人に




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