ダイヤモンドダスト
「まーね」
たしかに関口は優しいし喋りやすいから
クラスのみんなからも好かれている
だからって、みんな関口に言いすぎだろ…
「この出来事全てが、木曜の放課後に起きているんだ!」
ノートを見れば確かに《木》と、ズラズラと書かれている
「でも、それはただの偶然じゃない?」
「だと思うだろう?だけど、それが違うんだ!」
「なんで?」
関口はペンのインクの出ない方でノートを指した
「みてよこれ!」
関口がそう言いながら指したのは
出来事に遭遇した人と、その前の人との関係だ
「これが?」
「うん!全て繋がっているんだ!」
「繋がる?」