ダイヤモンドダスト


「高橋はやっぱ頭がいいな!
そう、次は三船のはずなんだ」


俺はラリった三船から目が離せなかった


「ちょっと待て…まさか、悲劇が起きるのか?」

今の三船に、また不幸なこと起きたら
本気で死にかねない

「ううん、違うよ
必ず木曜に良い事が起きるんだ」

俺は少し安心したが、すぐに聞き返した

「それって、どういう間隔で起きるんだ?」


不幸続きの三船…
あまりにも可哀そうすぎる!

良いことが絶対起きるなら
せめて今日にでも起こしてやってほしい


「それが…」


急に不安な声を出す関口に、俺は三船から視線を離した

「ん?」


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