ダイヤモンドダスト
俺の家は整形外科をしてる病院だ
「小さい病院だけど、腕は確かだから」
彼女を家に連れて帰ったのは、親父に見てもらうためだ
「聡史…彼女か?」
「ちげーよ知り合い!
変なこと聞く前に、診察しろ!」
彼女は父親を前にしてすごく驚いてる顔をしている
「俺部屋戻って着替えたりしてくるから終わったら呼んで!」
看護婦の山元さんにそう言って診察室を後にした
リビングへ行くと、かあさんがお茶をのんびりと飲んでいる
「聡史おかえり」
「ただいま」
「ケーキ買ってきたわよ~
聡史の好きなチーズケーキ」
「あ~、ありがと…あ!」
俺は良いことを思いついた
「何?」