ダイヤモンドダスト


彼女は立ち上がり深々と礼をした


「そんなに礼言わなくたって、大丈夫だよ!」

「医者は患者をみるのが当たり前なんだから
聡史の彼女は面白い子だな」

親父は笑いながら横の部屋へと去って行った



「ケーキあるんだ!
渡したいものもわるし、俺の部屋来てよ」

「いい、今日は帰る」

「助けてあげたお礼にさ!な?」


彼女は少し迷いながら

「…じゃー、少しだけだよ」


「うん!」


なんとかOKをもらい、
俺は彼女を連れて自分の部屋へと連れて行った

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