ダイヤモンドダスト
「確かに始めて会った時は、
自分より年下かと思ったから
あんな言い方しちゃったけど…
今日助けたのは子ども扱いとかじゃなくて、ただ…なんとなく…」
「なんとなく?」
彼女は顔を上げ俺をじーっと見つめた
「先週の木曜は助けてあげれなかったから
今日は助けれるかな?って思っただけ」
彼女はやっと安心した顔をした
「な~んだ…アナタ良い人ね」
「え?」
安心しきった彼女はやっとチーズケーキに手を伸ばした
「ここのチーズケーキ、食べるの人生で2回目!
本当に美味しいよね!」
いつも怒った顔しか知らない俺にとって、微笑みながらチーズケーキを食べる彼女が可愛くてしかたなかった