ダイヤモンドダスト
「恋愛物だもんね
男の子はあんまりみないかも」
「うん」
コクリと頷く俺をみて、彼女は深呼吸をした
「その映画でね、女の子恋して死んだのよ」
死んだ?
恋をして?
「映画の話だろ?」
現実にそんな事があるわけないよ
「そうよ映画の話
でも、私は現実にその病気なの」
「・・・」
「アナタが私に恋をさせてくれるのは私的にも、すごく興味があるし、嬉しいけど
自分の命を捨ててまで、その恋にかけれるほど私はアナタのこと好きじゃないわ」
『アナタのこと好きじゃないわ』
思い返してみれば、
俺も初対面の人に告白されて
OKを出すことなんて絶対になかった
逆に俺からしてみれば、
初対面なのに…いきなり告白って順番違うだろって
いつも思っていた