ダイヤモンドダスト
「は?」
「今飲んだでしょ?
間接キッス!」
ひとり喜ぶような顔をして
俺の元からミルクの入ったコップを奪った
「ハナだって、さっき俺のコーヒー飲んだじゃん!」
「そうだね、間接キッスだね~
嬉しい?」
なんだか、ハナはすごい上から言ってる気がする
「別に!嬉しくなんてないよ…」
「え~?少しは喜んでよ~!」
さっきまで笑ってた笑顔が急に消えた
「え…や、だって!
キスは恋人同士がするもんだし…」
「キスじゃない!間接キッス!
友達とあーいうのするでしょ?」
「え~?するけど…」
「イヤだった?」
「え?」
「聡史は、私とするのイヤだった?
友達なのに…イヤだった?」
ハナは泣きそうな声をしてる
「聡史は、自分から友達になってって言ってるくせに
友達として認めてくれてないんじゃんか!
私は、一緒にファーストフード行ってもいいって思えるくらい認めてるのに…
ヒドイよ」