ダイヤモンドダスト
ハナは立ち上がると、ミルク代だけ置いて走り去ってしまった
俺は一人取り残された喫茶店で、
ハナの言葉の意味を何度も確かめていた
ハナは…俺といるのが楽しいって
俺となら、
ファーストフード行っても良いって…
それは、
全部友達として認めてくれてるのに…
俺は…間接キスって言う言葉に過剰に反応して
『イヤだった?』って質問に…
ちゃんと答えてあげれなかった
それは
ハナにとって
俺が間接キスを嫌がったってことで
他の友達とは回し飲みとかするのに
ハナと出来ないって言ったようなもので…、それじゃ、俺は…ハナを友達として認めていないって…ことになるのか?
俺は考えがまとまると
急いで喫茶店を飛び出した