ダイヤモンドダスト

俺より小さなハナは、

見上げて俺を睨んだ


「ミルク飲むのイヤっぽそうだったし…
飲んだ後もイヤな顔してたし…
間接キスって言ったら、
嬉しくないって言うし…」

「それは」

「他の友達にはできて、
私にはできないの?
それは友達じゃないって言うことでしょ?」


一粒の涙が、ハナの頬を横切った


「だったら、友達になろうとか
言わないで…」


小さなハナから、
たくさんの涙が溢れ出している



「ごめん…その…、ごめん」

「いい、謝ってなんてほしくない!」


なんて言えばいいのか、言葉が見つからない



ハナは自分で涙をふき取ると
俺をみつめた


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