ダイヤモンドダスト


それから俺達はそこから歩き始めた



「そうだ!今週の土曜暇?」

「土曜、なんで?」

「俺の高校で文化祭あるんだ!
俺の友達がハナと会いたいって」

「私と?なんでー?
学校で私のこと話してるの?
変なこと言ってないでしょうね?」

「言ってないよ!!
てか、こないだ…自転車ん所で会ったろ?
それ、友達が見てて会いたいって言ってた」


ハナは何か考え込むと、また笑顔が浮かび上がった


「友達の友達だね!」

「あ~、そうなるな」

「行く!絶対行く!
何時から?早起きしないと!」

「早起きまでしなくてもいいって!
昼から来いよ
俺、朝は店当番だから」

「お昼?」

「案内してやるよ!
ご飯も、一緒に食べよう!」

「うん!わかった!絶対行くから」

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