ダイヤモンドダスト

「でも、聡史は鈍感だからね」

「ハハハ!」


目の前には、ハナが笑っていて
その前には山瀬が座っている


山瀬はハナと笑い合いなが
俺の存在に気づいたのかチラっとこっちを向いた


「あ、噂をすれば!聡史!」

山瀬が言うと、ハナも俺の方を向いた


「聡史!遅いよ~
お疲れ様!」


「あぁ、ごめんごめん…
後輩がさ、なかなか離してくれなくて」

「モテモテだね~」

「え?」

「ずーっと後輩に指名されてたじゃん!」

「ずっと見てたの?」

「ま~ね!」


ずっと見られていたのかと思うと
なんだか恥ずかしくなってきた

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