ダイヤモンドダスト


―…・・・・


「うん。ハナと帰るから!
じゃ、俺店出てくる!」


聡史がそう言って去ると、私はすぐに聞きたいことを言葉にした


「ハナちゃんは、聡史が好きなの?」


その言葉に、ハナちゃんはクスっと笑った



「違うよ?聡史と私は
友達だもん!」


「え?」


「友達なの!
朱美ちゃんは、聡史が好きなの?」


「え?!」


その質問に、私は正直すごく驚いた


「…んー、好きだった…かな?」

「かな?過去形なの?」

「うん!
今は、ちゃんと彼氏がいるし…
それに、聡史はきっと今好きな人がいるし」

「え?聡史好きな人いるの??」

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