ダイヤモンドダスト
再び開けたとき、小さな声でこう言った
「絶対に、聡史には秘密だよ?」
「うん!秘密にする!」
どうして秘密にする必要があったのか…
あの時の私はちっとも考えなかった
それは、ハナちゃんの
不思議なオーラに引き込まれて
私はそういう大事な事を忘れていた
「実はね…」
その言葉に続く意味を
あの頃の私は深く思っていなかった
こんな未来があるなら…
もっと早く言えばよかったのにね
ごめんね