天地創造
「ぽんた、幸せそうだね」
ぽんたと一緒にいる犬の妖精がどれだけ幸せか訴えかけてくる。
だから思わず言ってしまった。
「どうしてわかるの?」
ヨウが笑顔を崩さず聞いてきた。
「お姉ちゃんは本当にただここでぼーっとしてただけなの?」
「え?うん、まあ」
ヨウがぽんたをたくさんなでてやりながらしつこく聞いてきた。
「本当に?僕には春や木の妖精を目で追っていたように見えたよ」
ギクリとした。
本当は春や木の妖精だけでなく風や天気の妖精たちも見ていたが…。
「ヨウは妖精が見えるの?」
「僕の村ではたいてい皆何かの妖精が見えるよ」
驚いた。
そんなにたくさんの人間に関わったわけではないから今まで妖精が見える人に出会ったことがなかった。
「僕は木と犬と季節の妖精が見えるんだ」
二人は知らなかったが、ここはかつてかなり濃く神々の魔力が蓄積された場所だった。
「僕の村の巫女様は風の精霊が見えるんだよ」
ヨウが自慢気に言うのを聞き、さらに驚いた。
ぽんたと一緒にいる犬の妖精がどれだけ幸せか訴えかけてくる。
だから思わず言ってしまった。
「どうしてわかるの?」
ヨウが笑顔を崩さず聞いてきた。
「お姉ちゃんは本当にただここでぼーっとしてただけなの?」
「え?うん、まあ」
ヨウがぽんたをたくさんなでてやりながらしつこく聞いてきた。
「本当に?僕には春や木の妖精を目で追っていたように見えたよ」
ギクリとした。
本当は春や木の妖精だけでなく風や天気の妖精たちも見ていたが…。
「ヨウは妖精が見えるの?」
「僕の村ではたいてい皆何かの妖精が見えるよ」
驚いた。
そんなにたくさんの人間に関わったわけではないから今まで妖精が見える人に出会ったことがなかった。
「僕は木と犬と季節の妖精が見えるんだ」
二人は知らなかったが、ここはかつてかなり濃く神々の魔力が蓄積された場所だった。
「僕の村の巫女様は風の精霊が見えるんだよ」
ヨウが自慢気に言うのを聞き、さらに驚いた。