明日になったら
第一章~楽しい日々~
絢音side
「やっぱ、そうなっちゃうよねー」
「うんうん!絢音はどうする?」
「……へ?」
話を聞いてなかったあたし……
「ごめん…何の話だっけ?」
「またあ?絢音ってば、誰のこと考えてんのー?」
「確かにー!」
え…あれ……?
「なんでもない…昨日珍しく徹夜で勉強したらボーっとしちゃって…!何の話だったっけ??」
「なんだあ(笑)」
「そうそう!A組の榎本隼人っているじゃん?そいつモデルのHAYAT.Eっぽいんだよねー」
「で、聞くか!ってなったんよ。絢音も一緒に行く?って思ってさ」
「い、…行きたいっ!」
「言うと思った」
「よし、決定ー!!」
「昼休み行こっか」
その時のあたしは知らなかった
そんな、些細なことが
あたしに起こる悲劇の幕開けになるだなんて……