明日になったら



こいつらも引き下がってくれはずだったのに…


「……本当に?」
「もしかして、本当は好きな人に勘違いされたくないとかですかあ?」

逆に食いついてくるこいつら


だけど

んな…っ、
なんでわかんだよ
とか思う素の俺は平然を装って沈黙を貫く


「そうなんだあ…」

そうすると引き下がって見せたデカい方


出た、
また上目づかいかよ…

ちっちゃい方はまだしもでけえヤツがやっても可愛くねえっつーの


「あの…とりあえず、俺女の子苦手なので……」


“女子恐怖症”で通っている俺は、いままでこう言い逃れてきた




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