明日になったら



渋々教室に戻ろうと思ったけど、
やっぱり話がしたくて…


俺の足はF組に向かっていた

なんて声をかけよう……


そんなことを考えているとF組のドアから絢音が出てきた

「絢音さん…!」


今度こそ無視はさせない
そんな勢いで彼女に近寄った

「ごめんね……」


そう言った彼女は走って女子トイレに入ってしまった
目に溜まる何かをこらえながら……


とうとう嫌われたか



テンションが下がりまくった俺は教室に戻ると
昼飯も食わずに机に突っ伏した




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