明日になったら



「隼人くーん♪」

どんだけ暇人なんだってゆうくらい昼休みには絶対にA組に来るこいつら


「まじうぜぇ…」

俺の漏らした本音に苦笑いの颯太は

「絢音ちゃんのところに用あることにして、F組行ってくれば?」


なんて呑気なことを言ってたりして…


「隼人とゆうものはおりませんが」


そう言うと

「もおっ、照れちゃって可愛いんだからあ♪」


とかって調子に乗るこいつら

「俺、絢音さんに用があるのでお話があるのでしたらF組に着くまでに済まして頂けませんか?」

我ながら完璧な流し方だ

「絢音?絢音ならあ…不登校ちゅーうだよ(笑)」

は………?
廊下を進む足が止まった

「そおそお!全っ然来なくってえ…だから、用があるならあたし達が伝えとくよお?」


まじかよ…

確かにここ一週間くらい絢音に会っていない


「それ本当?」

「本当だよお?じゃあ、話したげるから放課後喫茶店行こうよ♪」


んああ?
やべ、俺今日撮影…


「いま話しませんか?中庭ででも」

すぐにでも聞きたかったし、放課後は無理だ


絢音…何があった?

焦りまくる俺は
冷静に冷静に…
そう自分に言い聞かせた



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